シニア世代がAIと向き合い、生活を豊かにする
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目次
はじめに
「AI(人工知能)」という言葉、最近よく耳にしませんか?
ニュースやテレビ、雑誌などでも取り上げられることが多く、「若い人向けのもの」「自分には難しい」と思っている方も多いかもしれません。
しかし実際には、AIは私たちシニア世代の生活を便利に、そして楽しくしてくれる「味方」なのです。
ちょっとしたことから使い始めれば、日々の暮らしがぐっと豊かになります。
この記事では、「AIって何?」という基本的なところから、シニアでも簡単にできる使い方、そして実際の楽しみ方までをご紹介します。
AIってそもそも何? シニアにもわかる基本知識
AIとは?人間のように考える道具
AI(人工知能)とは、「人間のように考えたり、判断したりできるコンピュータの仕組み」です。
たとえば、「これは犬です」「これはリンゴです」と画像を見分けたり、「明日は雨が降りますよ」と言ってくれたりするのもAIの力。

AIは、私たちが日々行っている「判断」や「予測」を、コンピュータに代わってやってくれる便利な道具です。
私たちの身近にあるAIの例
「AIなんて使っていないよ」と思うかもしれませんが、実はすでに身近なところにあるんです。
- スマートフォンで「○○へ行く道を教えて」と話すと答えてくれる機能(音声アシスタント)
- テレビで「あなたへのおすすめ番組」と表示されるもの
- 銀行のコールセンターで自動応答するロボット
これらはすべてAIを使ったサービスです。
難しく考えず、使ってみるのが第一歩
AIを使いこなすには、専門的な知識や技術は不要です。
まずは「触れてみること」が大切。
実際に使ってみることで、「意外と簡単!」と感じられるはずです。
シニア世代がAIを使うと、こんなに生活が変わる
会話型AIで一人暮らしが安心・快適に
スマートスピーカー(例:Amazon EchoやGoogle Nest)を使うと、話しかけるだけで音楽を流したり、天気を教えてくれたりします。
「アレクサ、今日の天気は?」「OKグーグル、6時に起こして」など、まるで秘書がそばにいるような感覚です。
スマートスピーカーと会話するシニア

「今日は薬を飲みましたか?」と声でリマインドしてくれる機能もあり、高齢者の一人暮らしにはとても心強い存在です。

写真整理や健康管理もAIにおまかせ
スマートフォンにあるたくさんの写真、整理が大変ですよね。
AIアプリを使えば、「孫の写真」「旅行の写真」と自動で分類してくれます。
顔や場所を覚えて、見たい写真をすぐに見つけられます。
また、健康管理アプリでは、歩数や血圧、睡眠の質を記録し、AIが体調の変化を教えてくれることもあります。
AIが写真を自動で分類している

趣味や学びがもっと楽しくなる
AIを使えば、趣味の幅もぐんと広がります。
たとえば、短歌や俳句を考えるときにAIに「季語を使った句を作って」と頼むと、素敵なヒントをもらえます。
また、旅行の計画や料理のレシピを相談することもできるんです。
「高山に行きたいのですが、おすすめの時期は?」
「春にぴったりの煮物レシピを教えて」
といった会話もOK。
実際にやってみよう!かんたんAI活用法
スマホでAIと話してみる(SiriやGoogleアシスタント)
iPhoneなら「Siri」、Androidなら「Googleアシスタント」が使えます。
ホームボタンを長押しして、「今日のニュースを教えて」「○○までの行き方は?」と話しかけてみてください。
また最近の、
ChatGptの”Advanced voice mode”での会話もお勧めです。
スマホに向かって話しかける様子
初めて使うときは恥ずかしいかもしれませんが、慣れてくると便利さに驚くはずです。

AIと一緒に文章を作る楽しさ(ChatGPT)
「ChatGPT(チャットジーピーティー)」は、まるで人間のように会話ができるAIです。
例えば、「孫へのメッセージを考えて」「退職祝いの手紙を作って」など、気軽に文章を作ってもらえます。
短歌や俳句、日記、回顧録なども、AIと一緒に作ることで新しい発見があります。
無料アプリで写真整理や予定管理もラクに
スマホアプリの中には、AIが写真を自動で分類してくれる「Googleフォト」や、予定をまとめてくれる「カレンダーAI」などがあります。
操作もかんたんで、日々の手間がぐっと減ります。
不安や疑問はこうして解決しよう
AIに頼ってもいい?という気持ち
「AIに頼りすぎるのは不安」という声もありますが、あくまでAIは「道具」や「補助役」です。
使い方を自分で決めることで、AIをうまく生活に取り入れられます。
プライバシーや情報漏れが心配なときは
スマートフォンやアプリには「プライバシー設定」があります。
初期設定を見直すことで、安全に使うことができます。
「設定が不安」という方は、家族やサポートセンターに相談してみるのもおすすめです。
プライバシー設定画面(例:位置情報のオン・オフ設定)

わからないときは誰かに聞いてみよう
AIについては、地域のパソコン教室やスマホ教室、YouTubeなどでも丁寧な解説があります。
また、企業OB同士で教え合ったり、仲間と一緒にAIを体験するのも良い方法です。
まとめ:AIは、シニアの味方です
AIは決して若い人だけのものではありません。
私たちシニア世代こそ、AIの便利さを日々の生活に取り入れることで、もっと快適で楽しい毎日を送ることができます。
「AIはちょっと難しそう」と思っていた方も、まずは一歩、試してみてください。
小さな一歩が、大きな変化につながるかもしれません。
おすすめのはじめの一歩
- スマートスピーカーを買ってみる(Amazon Echo Dotなど)
- ChatGPTに「俳句を作って」と頼んでみる
- スマホの音声アシスタントに話しかけてみる
AIとの新しい出会いが、きっとあなたの毎日をもっと豊かにしてくれるでしょう。